ジークスのアプリケーション開発を裏側から支えるインフラ。パートナーとして10年以上伴走しているのが、株式会社ビヨンドです。今回は、ジークスのインフラエンジニアと、ビヨンドの担当者との対談をお届けします。両社がタッグを組むようになったいきさつや、それぞれの強みがサービスにどう生かされているかを語ってもらいました。

柏木 宏文 様カシワギ ヒロフミ
株式会社ビヨンド システムソリューション部 部長
ビヨンドのインフラチーム全体の統括として、クラウド / サーバーなどのインフラ構築・運用の業務を手掛ける。インフラ業務を担当する以前はサーバーサイドエンジニアとして、プログラムの要件定義・設計・実装など、システム開発全般の工程に携わる。

今井 健一イマイ ケンイチ
第2事業部 事業部長
大学院卒業後、Webプログラマーとしてジークスに入社して在籍は20年以上。リーダー、マネージャーを経て事業部長に。デザインこそできないが、プロマネ・システム開発・インフラ構築・運用保守まで、顧客よりも顧客の業務に詳しくなることをモットーに、フルサイクルエンジニアとして部門のマネジメントと技術サポートを続けている。
ジークスとタッグを組んで10年 担当者が感じた「想像の上を行く」ビヨンドの実力

今井 健一
ビヨンドさんは「サーバーのことは全部丸投げ」をキーワードに事業を展開されていますが、改めてサービスの中身や強みを聞かせてください。

柏木 宏文
当社は、MSP(マネージドサービスプロバイダ)事業を核としています。24時間365日、サーバーの運用保守を行い、アルバイトやオペレータではなく、エンジニアが対応できる体制を整えているのが強みです。夜間帯は、約12時間の時差を生かしてカナダに設けた拠点を活用。お客様のご要望を伺い、柔軟に対応することを心がけています。

今井 健一
ジークスとの取り組みでは、インフラ構築をお願いしたり、10を超える案件でサーバーの運用保守をしていただいていますよね。

柏木 宏文
最初にお取引いただいたのは2013年頃だったので、もう10年以上のお付き合いになります。

今井 健一
ジークスはもともと、インフラも含めてフルスタックで開発することも多かったんですが、当時インフラを担当していたのは私と数名のメンバーのみ。増えていくお客様のニーズに対応するには人手が必要でしたが、Webシステムのあり方も変化する中で、インフラに習熟した人材を育てる難しさを感じていました。そんなとき、インフラのプロであるビヨンドさんと協業する流れができていったんです。

柏木 宏文
あるSIerさんを通してつながって、最初は地方自治体の観光推進キャンペーンサイトの案件でご一緒しましたね。

今井 健一
ビヨンドさんは質問に対して的確な答えが返ってくると感じていました。私は率直に要望を伝えるタイプですが、「こういうやり方もありますよ」と想像の上を行くような提案をいただけて、頼りになりました。

柏木 宏文
今井さんはとてもインフラに詳しいので、しょうもない返答をしたら怒られるなと(笑)。私たちも、チャットなどで密に情報を共有いただけるので、仕事がやりやすいと感じています。
短期間のサーバー構築や、インフラ課題の原因発見も 両社の連携が結果につながった

今井 健一
これまで、ビヨンドさんとはさまざまな案件に取り組みましたが、短期間でサーバーが必要になるケースもありました。あの時は最適解を協議して、互いに意見を出し合いながら構築することができました。

柏木 宏文
要件が未確定のところは仮の状態で、進められるところを進める形でした。あとで手を加えることを前提に、なんとか納品に漕ぎつけられましたね。

今井 健一
柔軟な対応は助かります。お客様からは「障害時のサービス回復はインフラ側に任せたい」「報告を上げてほしい」という要望が多いんですが、ビヨンドさんにはその点もできる限り対応してもらっています。
また、以前OSのリプレイスを行う案件で、フロントのアプリケーション側でうまく動作していない部分を、ビヨンドさんにインフラ側から見てもらって、原因がわかったこともありました。その点は本当に感謝しています。

柏木 宏文
お客様のチェックも細かく、ルールも多い案件でしたよね。

今井 健一
課題に対してお客様から「これは大丈夫ですか?」「これは解決しましたか?」などの質問もかなり寄せられました。専門的な内容も伝わるように回答する必要があるので、そこでもビヨンドさんにフォローをしてもらいました。

柏木 宏文
インフラはフロント側から一番遠い分野です。なかなかお客様に伝わりにくい部分もあるので、連携して回答の内容を掘り下げることができたと思います。

今井 健一
もう一つ、ビヨンドさんの良いところはプログラムも一部見てくれていることです。「サーバーに入ってコマンドを打って、その結果を返すだけ」というインフラ担当者も多い中、エラー原因のコードを発見してもらえることも多く、そこは圧倒的にほかのインフラ企業とは違う点です。

柏木 宏文
トラブルが発生してサービスが止まっている時間は、お客様の損失につながります。それを短くする過程で、踏み込むべきところは踏み込みたいと思っています。少しでも早い解決のために、できる限りプログラムも見るようにしています。
豊かなノウハウを生かし、ジークスの「インフラ部隊」としてお客様を支援

今井 健一
またジークスは、お客様ごとにカスタマイズしながらアプリを開発しています。インフラに関しても、お客様が望むシステムを個別に構築することが多いので、とくにセキュリティ対策はついてまわる課題。その点でもビヨンドさんからインフラに関するいろいろなアドバイスをもらえますし、安心して任せられます。
そして、立ち上がったシステムは長い年月をかけて見ていく必要があります。運用保守のルールやセオリーなど、ノウハウを持ったビヨンドさんと、これからもご一緒したいと思っています。

柏木 宏文
ありがとうございます。ジークスさんはインフラに深い知見を持った方が多いですし、その技術力に負けないものを提供できるように努めています。できるだけ寄り添って、「ジークスのインフラ部隊」になれればと思います。

今井 健一
もうすでになってもらっていると思いますよ(笑)。今後は、よりお客様の手を煩わせないように、ジークスとビヨンドさんだけでシステムを回していけるようにしていきたいですね。
とくに夜間帯はジークスが稼働しておらず、お客様にも連絡がつかない場合もあります。ビヨンドさんの判断ですぐ対応できるしくみをつくり、提案できればと思っています。

柏木 宏文
そうですね。セキュリティ面も強化しつつ、自動復旧・自動再展開など、より人の手をかけないしくみを整えていきたいです。

今井 健一
ジークスが持っている価値は、お客様の「ふわっ」としたご要望を形にできることです。この点はビヨンドさんの姿勢と共通していると思っています。

柏木 宏文
私もそう感じています。これからも、お客様の思いを形にするご提案を目指して伴走していきます。
対談を終えて
「サーバーのことは全部丸投げ」を掲げるビヨンドと、顧客の業務に誰よりも詳しくあろうとするジークス。10年伴走してきた両社の連携が、お客様の“ふわっ”とした要望を形にする力になっています。
