
こんにちは、FOCUS編集部です。ジークスは2025年から、社員のスキルアップと開発品質のさらなる向上を目指し、資格取得支援制度を大幅に拡充させました。エンジニア・デザイナーをはじめ、開発・クリエイティブに関わるすべてのメンバーがより高い専門性を身につけるための取り組みです。
今回は、開発品質を上げてお客様に満足していただくために、どのような資格の取得を推奨しているかや、取得へのモチベーションを上げる支援の内容、さらに今後の支援のありかたなどについてご紹介します。
開発品質と顧客満足を支える社員スキル、資格取得でスキル習得が加速
2025年、私たちジークスは、社員一人ひとりの成長こそが「安心して任せられるチーム」を実現するために必要だと考え、資格取得を積極的に推奨する方針を決定。支援制度を大幅に拡充することにしました。これまでも、資格を取得した社員に受験費用を補助する制度があり、自己研鑽のために利用するメンバーはいたものの、不合格の場合は自己負担ということもあって数自体はあまり多くはありませんでした。
今回のねらいは、社員一人ひとりのスキルアップと、ジークス全体の技術力向上にあります。資格にチャレンジすることは、実務の基礎的な知識獲得にもってこいですし、個人のスキルアップの目標設定としても有効です。資格の中には、幅広い一般的な技術知識を得られるものもあれば、過去のプロジェクトで培われた経験・知識を見える化できる高度な専門家資格もあります。新人からベテランまで、社員一人ひとりがスキルを上げることで、チーム、そしてジークス全体の技術力がさらに向上します。
また、プロジェクトに資格取得者が参画することで、正しい知識に基づくより良い提案や、プロジェクト管理・開発手法・操作性などの様々な面から品質にアプローチできるため、お客さま満足度のアップにつながります。このように、お客さまへの提供価値を一段と高め、より強固な信頼関係を築いていくことを目指しています。

クラウド、UI/UX、マーケティングまで、多様な資格取得を推進
制度拡充にあたり、私たちはこれからのIT現場に必要とされる資格を厳選し、取得を推奨する資格を設定しました。ここではその一部をご紹介します。
AWS認定資格
多くの企業が採用しているクラウドサービス・ AWS(Amazon Web Services)。その認定資格を取得することで、エンジニアのクラウドの知識とスキルを確かなものにします。クラウドネイティブなシステム構築を進め、AWSパートナーを目指すジークスでは、昨年10月に新設されたAI関連資格を含めた下記資格の取得を進めています。
<FOUNDATIONAL>
AWSクラウドの基礎的な理解度を測ります。AWS認定資格の最初のステップとなります。
- AWS Certified Cloud Practitioner
- AWS Certified AI Practitioner
<ASSOCIATE>
AWSのサービスに関する技術的な知識と、実務に対応できるスキルを認定する資格です。受験にあたっては、AWS環境における一定の経験があることが望ましいとされます。
- AWS Certified Solutions Architect - Associate
- Machine Learning Engineer - Associate
<PROFESSIONAL>
AWS の高度なスキルと知識が求められるカテゴリです。受験にあたっては、AWS環境での2年以上の経験を有することが望ましいとされる資格です。
- AWS Certified Solutions Architect - Professional
IPA情報処理技術者試験
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が実施する情報処理技術者試験は、エンジニアの知識レベルを証明する国家資格です。ジークスでは、基本的な知識・技能を体系的に学べる基本情報技術者試験 (FE)、 応用情報技術者試験(AP)をはじめ、職種ごとのより専門的な深い知識・技能が必要とされるシステムアーキテクト試験 (SA)、プロジェクトマネージャ試験 (PM)などの高度試験への挑戦を支援しています。
人間中心設計(HCD)専門家・スペシャリスト
UI/UXの向上に必要不可欠なユーザビリティの専門人材を育成する、特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構の「HCD-Net認定人間中心設計専門家/人間中心設計スペシャリスト」。プロダクト開発の現場における、お客さま満足につながる体験構想と「使いやすさ」の価値提供を目的として、ジークスではエンジニア・デザイナーを問わず、UI/UXに関わるメンバーの取得を推奨しています。
ウェブ解析士
アクセス解析をはじめ、Web解析データを活用したデジタルマーケティングのスキルを測る「ウェブ解析士」。一般社団法人ウェブ解析士協会が認定しています。実務に活かせるマーケティング対策を行い、「作って終わり」ではなく、リリース後もお客さまをサポートする人材を育成するための資格です。ジークスでは、マーケティングに関わるメンバーによる取得を進めています。
費用や学習のサポート+インセンティブで、モチベーションアップ
スキルアップやサービス向上に役立つこれらの資格に対して、社員が取得しやすい環境を整備するために、ジークスは次のような支援策を用意しました。
推奨資格の提示と学習・受験費用の補助
ジークスとして取得を推奨する資格と、「どんなスキルを身につけるべきか」「次に目指すステップはどこか」という方向性を社員に提示しました。また、学習・挑戦へのハードルを下げるため、資格取得に向けた書籍・教材などの購入費用は会社が負担。受験費用についても、取得推奨資格については会社が全額を負担します。
勉強会
毎週月曜日の18:30-20:00には、自ら資格を取得した事業部長が主催する勉強会も実施しています。各自が学習を進めるだけではなく、有用な教材や勉強法をシェア。出席者からは「合格者の勉強法や試験時の話を聞けてよかった」「みんなで一緒に取り組んでいくモチベーションが得られる」などの声が聞かれ、さっそく合格者が出ています。
インセンティブ
資格を取得した社員へのインセンティブ制度も新たに導入しました。難度の高い資格を持つ社員には、そのレベルに応じて毎月の給与に資格手当を加算。努力が報われる仕組みを整え、資格取得へのモチベーションを高めています。
新たな価値創造のために、一歩先を目指す
今回の資格取得支援制度の拡充は単なるスキル向上施策ではなく、ジークスが掲げる「常に先を見る創造的なITラボ」「必要とされ続けるパートナー」であり続けるための一歩です。AWS認定資格、IPA情報処理技術者試験、人間中心設計(HCD)、ウェブ解析士のいずれも、これからの開発現場で不可欠な知識・技能を備えた人材育成に直結しています。
私たちは今後も、社員の資格取得支援を積極的に進め、専門性を持った社員を増やしていきます。ジークスの技術力の向上にご期待ください。