7月4日、大阪・グラングリーン大阪で開催された「90分で価値探索!生成AIを活用した高速KA法ワークショップ」に参加してきました。資格や実務経験がなくても参加できる、大阪では貴重な機会とあって、ZYYX社内の資格保有者の先輩お二人とともに参加。当日の様子と、そこで得た気づきをレポートします。

熊井 彩香クマイ アヤカ
UXデザイナー・ディレクター
2025年入社。サービス業からITの世界に転身後、WEBデザイナーを経験して今に至る。UXデザイン修行中。ディズニーに週2で通った経験を生かして大阪支社のカメラマンをすることもあります。
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UXリサーチに挑戦
UXリサーチ…リサーチすればするほど「これであってる?」と確信が持てなくなる技能と経験値がモノを言う世界。インタビューや分析を繰り返してレベルアップは出来ますが、もっと勉強会やセミナーにも参加したい所。
しかしUXリサーチは近隣の社外セミナーが少なく、開催されても東京開催のことがほとんど。大阪支社の筆者は中々参加する機会がなかったのですが…なんと大阪開催のワークショップが登場!資格や実務経験がなくても参加可能、座学ではなくワークショップでの開催!!と、企画そのものがレアなセミナーだったため、ZYYX社内の資格保有者の先輩お二人と参加してまいりました。
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参加した高速KA法ワークショップはこちら
- イベント概要:「90分で価値探索!生成AIを活用した高速KA法ワークショップ」
- 日時:7/4(土)
- 場所:グラングリーン大阪
- 主催:HCD-Net教育事業部
第5回目で初めての大阪開催です。東京開催分が即完売してしまったためか、同じテーブルの参加者には東京〜鹿児島まで、かなり広域から参加された方がいらっしゃいました。需要に対して供給が追いついてない?人気が伺えます。
この記事を読んでいる読者の方はご存じかもしれませんが、あらためてKA法について簡単に。
初心者でも扱いやすいインタビューの分析手法で、インタビューの発話から拾える価値を分類し、ユーザー心理からニーズを探りあてていきます。地味な作業の繰り返しのため時間だけはしっかりかかり、1時間もインタビューしたら半日以上かかることも珍しくありません。そんな有様なので、90分で完了するというのはトンデモ高速運用です。
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AIツールを使ったKA法ワークの実況
セミナーの全体所要時間は3時間で、参加者はあらかじめ40分のインタビュー動画を視聴しておく必要があります。
筆者はこの日、動画を視聴して急いで向かったらグラングリーンとグランフロントを間違えて大迷子になったのですが、よく見たら道順がしっかりと案内文に含まれておりました。迷うことを考慮されている…これぞユーザーニーズの把握……。
案内された席に着席、全部で5グループに分かれます。序盤は今回使用するKA法の実例紹介と、KA法の時短につながるインタビュー分析ツール「toitta」の紹介です。
toittaの詳細はこちら
基本は通常のKA法と同じなのですが、大きな違いは序盤の作業内容にあります。時短ポイントは、文字起しと最初のグルーピングをAIが担ってくれる点。文字起こしだけなら各種AIがやってくれますが、グルーピングは人の作業になるので、ここまでで所要時間の半分近くをスキップしたことになります。誰がやっても同じ成果になるようなところこそ、AIにまかせちゃえばいい…素晴らしいですね!
あらかじめ最初のグループ化までが用意された状態で、ここから先はグループごとに価値を洗い出し、グルーピングをしていきます。
今回はインタビュー動画が40分で発話の切片も多く、単純化できる作業をグループ内で分担できて序盤はサクサク完了しました。
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UXリサーチ分析の経験値を感じる瞬間
最後、切片化した発話を中グループ…大グループと整理していくにあたり、参加者の経験値や考え方が大きく影響してくるため、正解かどうかを判断しづらい局面に。
主催の方が各テーブル担当として付いて、ちょこちょこアドバイスをくださいましたが、私自身は「それってあなたの感想ですよね?」と聞かれたらきっと答えに困るよな…と迷うシーンもありました。
もちろん正解というものは、実際のサービスになるまで不明ですが、気分で判断するものではありません。今回筆者は運のいいことに、先輩2人と同グループに当たったため、整理の時に明確な理由を添えてバシバシと進みました。プロダクト開発の場合、この整理がうまく行かないとUIに落とし込む時には判断に迷うことになるので、この段階からしっかりした価値の把握と、潜在ニーズに向き合っているのだな…と感じました。
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グループのKA法結果発表!
整理がある程度まとまったら、グループごとの発表です。発表はテーブルの担当の方がまとめてくださるので、メンバーそれぞれで感想を語り合いました。
5グループ分の発表を聞いていましたが、結果が丸かぶりするグループはひとつもありませんでした。正解がないため、もちろん「この班が正解」というのはありませんが、分析担当者のスキルでこんなにも答えに差が生まれるのか!というのを目の当たりにして、面白さを感じました。そんな中でも、自信を持って「こういう結果では?」と着地する班は、考察もしっかりしていたように思います。
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プロダクト開発の実務へ持ち帰り
この一連の流れを1人で担当していたら、もっとばらけた結果になったかと思いますが、チームメンバーを巻き込むことで思考の偏りは充分防げるものですし、案件のUXリサーチ担当者だからと意気込まなくても、ターゲット層に近い属性メンバーの助力を得ながら、今回の経験を活かしていけたらと思います。
終わりに、参加した先輩方とビール&唐揚げで打ち上げをして、この日は終了となりました。
いきなりベテランの域に成長できるスキルではないので、メンバーや先輩方の助けをお借りしながら、リサーチ業務の精度を高めていきたいと思います。