「もっと効率的に開発したい」「新しいツールを試してみたい」――。
エンジニアなら誰でも、効率よく、気持ちよく開発したいって思いますよね。特に実践経験の浅い若手エンジニアは、思うように開発が進まない日もあるんじゃないでしょうか。今回はジークスの若手エンジニアたちが、日々の業務の工夫や、現場で活用するツールを教えてくれたので、Tips集としてまとめてみました!今回ご紹介するTipsはごく一部ですが、開発現場の具体的な工夫から、あなたの「もっとこうしたい」を実現するヒントがきっと見つかるはずです。
Tips①〜開発編〜
最初は、開発業務に関するTipsです。ツール、拡張機能からちょっとした作業の効率化まで、幅広く紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
GitKraken

様々な場面に応じてコマンドを覚える必要があるGitの操作。頻度の低い操作はいつまでたっても覚えられない...と思いませんか?そんなときはGitKrakenを使えば解決します。すべて画面から操作と処理ができて、マージリクエストまで出せるんです。 全部この画面で解決できますよ!
VS Codeの拡張機能
Project Dashboard

複数のプロジェクトを並行して進めていると、プロジェクトの切り替えを面倒に感じることがあります。この拡張機能を利用して各プロジェクトを簡単に切り替えれば、再起動の手間も省けます。プロジェクト間の移動がスムーズになって、作業効率がぐんとアップしますよ!
Code Spell Checker
コードの中で、うっかりスペルミスをしてしまうことってありますよね。このツールは、そんなスペルミスを自動で見つけて教えてくれます。キャメルケースやスネークケースに対応したスペルチェックなので、とても便利です!コードの品質が上がりバグを見つける手間も減るので、デバッグが楽になります!
Auto Rename Tag
HTMLやXMLのタグを修正する時、開始タグと終了タグを両方直すのはちょっと手間ですよね。この拡張機能を使えば、片方を直すだけで、もう片方も自動で修正してくれるんです。タグ修正の手間が省けて、コーディングのスピードが上がります!
Console Ninja
console.log などでログを出しデバッグして確認するとき、毎回ブラウザのコンソールを開いて確認するのは面倒ですよね。この拡張機能を使えば、エディタ上でログを直接確認できて、履歴の追跡も可能になります。シームレスなデバッグで、作業効率が爆上がりしますよ!ぜひ試してみてください。
Wave Terminal

複数のターミナルを同時に開いて作業する時、画面の切り替えが煩わしいと感じることはありませんか?このターミナルを使えば、一つの画面で複数のターミナルを操作することができます。ターミナル上でフォルダを見たり、コードを編集したり、Webページの表示もできます。並行作業が楽になって、まるでVS Codeみたいにターミナルを使いこなせるようになりますよ!
Tips②〜タスク管理編〜
様々なタスク管理や、課題とその解決方法など、日々の業務をスムーズに進めるちょっとした工夫をご紹介します。
Asana
チームのタスク管理では、他メンバーのタスクや、メンバーにどの程度余裕があるのか、チーム状況が気になりますよね。このツールを使えば、チーム全体のタスク状況が一覧できます。また、複数プロジェクトに関わる場合も、視覚的で使いやすいインターフェースが進捗を表示してくれるので、全体の見通しがよくなります。タスク分担や協力がスムーズになり、プロジェクト全体の進捗管理に役立ちます。
SlackとGASによるリマインダー
定期的なタスクが週に一度や月に一度だと、うっかり忘れがちですよね。Google Apps Script(GAS)を利用すると、自動でSlackにリマインダーが通知されます。管理を自動化して、忘れがちな定期タスクの実行漏れを防ぐことができれば、安心して他の作業に集中できますよ。
プロジェクト別の時間管理
自分がどのプロジェクトにどれくらいの時間を費やしているのか、記録してみてください。 例えば1日の予定で、優先度の高い実装Aを先にやり、終わったら別のプロジェクトの実装Bをするとします。 Aが終わったらBをやる、とだけ決めておくと、Aにどれだけ時間を費やしたか把握できません。合間にチームMTGなど、作業とは異なる業務が入ることもありますから、作業のスイッチングコストも発生します。 各タスクの開始と終了時間を分単位で記録すれば、タスク終了までにどれだけ時間がかかったか、予実管理がしっかりできるだけでなく、作業のメリハリがついて、結果的に効率もアップします!
日報の継続
毎日、短くてもいいので日報を書いてみましょう。「今日の作業状況」「今日の課題と対策」「今日頑張ったこと」「明日の作業予定」のようなテーマで記載します。このちょっとした作業は、自分の業務を振り返る良い機会。特に、何かにつまずきそれをどのように解決したかを振り返って記録することは、次につまずいた時の解決にもつながります。問題の解決に喜びその先に進むと、その時にどうやって解決したかを忘れてしまうことがあります。日報で振り返り文字起こしをすることは、この大事なステップを記録する作業として、意外と重要です。 また、同じところでつまずいた後輩に伝える時にも、役立つ情報源になります。 継続が大切なので、無理のない範囲で続けてみてください。
Tipsの紹介③〜業務効率化編〜
資料作成や業務に関わる細かな作業の時短方法です。
Clipy
コピーした内容を何度も使うこと、ありますよね?このアプリは、コピー内容を履歴保存してくれるので、過去のコピーを選んで再ペーストできます。コピー&ペースト作業が多い人にオススメ!これを使うとかなりの時短になります。
ソフトウェアのZIPファイル化
入社したての頃は、必要なソフトを一つ一つ探してダウンロードするのも一苦労ですよね。先輩の中には、よく使うソフトをあらかじめZIPファイルにまとめて、すぐ渡せるようにしている人もいます。これならダウンロードの手間なしで、すぐに必要なツールを使い始められるので、スタートダッシュが決められます!
意外と知らないショートカット
日本語入力で矢印(→)をサッと入れたい時、”yajirusi” と入力したり、”migi” と入力して→を出している人もいますが、”zl” が→になります。ちょっとしたタイピングの違いですが結構楽になりますよ!
Tips④〜コミュニケーション編〜
先輩、後輩とのコミュニケーションを円滑に、かつ認識齟齬のないようにするためのTipsです。 チームで開発する際に、良い人間関係を築くことにも繋がるのでぜひ試してみてください!
SlackのTweetチャンネル
プロジェクトごとに、Tweetできるチャンネルを用意しています。ちょっとした疑問や、後で調べたいこと、問題解決のプロセスなども、独り言のように気軽にこのチャンネルでつぶやいています。これを利用し続けると、プロジェクトのノウハウが溜まっていきます。問題が起きた時に検索すれば、すぐに解決策が見つかることもあります。他のメンバーが自分の投稿を見てそっと助けてくれることも。一人で思い悩むことが格段に減りますよ!ぜひ試してみてください。
後輩指導の心構え
後輩に何かを教える時、まずは相手の気持ちに寄り添って、共感から入ることを意識してみましょう。間違っていても否定から入らず、「私も昔同じようなことをしていたけど、こうした方がもっと効果的」と伝えることもできます。 なにかを伝える時に、違う角度の説明をいくつか準備しておくと、相手の理解度に合わせた伝え方ができます。これで後輩も安心して質問できるようになりますし、皆さんの伝えたいことも伝わりやすくなるはずです。
Tipsの見つけ方
便利なツールから、コミュニケーションの心構えまでご紹介しましたが、このようなTipsはどこで見つけるのか気になりますよね。そんなTipsの見つけ方もご紹介しますので、自分に合った方法を試してみてください。
- 先輩からの情報
一番手っ取り早いのは、身近な先輩や同僚に直接聞くこと。「これってどうやってるんですか?」と気軽に質問してみましょう。 - SNSの活用
InstagramやX(旧Twitter)で、開発系の情報を発信するアカウントをフォローしたり、興味のある投稿を何度も見ることで、おすすめの新しいツールや拡張機能の情報をキャッチできます。 - AIへの質問とGoogle検索の併用
「この作業、もっと楽にならないかな?」「めんどくさい」と感じたら、まずはAIに聞いてみるのがおすすめです。AIが教えてくれたキーワードを元に、今度はGoogleでさらに詳しく調べると、より深い情報や具体的な使い方にたどり着けるはずです。AIだけで完結せずに、自分で深掘りする癖をつけると、さらに多くのことを発見できますよ。 - 技術書・雑誌
最新の技術書や専門雑誌にも、まだまだ知らないTipsがたくさん載っています。定期的に読めば、思わぬところで役立つ情報に出会えるかもしれません。
エンジニアが主体的に動ける開発文化
このTips集を通じて、一つでも「使える!」と感じる発見があれば、ぜひ今日から試してみてください。 ジークスの若手社員は、自分でツールを探したり、先輩に教わったり、最近はAIを利用したり、自由に課題の解決策を探し、自分に合った効率化が実現できる環境で開発しています。 この記事でジークスに興味を持ってくれた方は、ぜひ話を聞きにきてくださいね!