CULTURE 2026.05.18

新VI誕生<前編>ZYYX Flag — はためくノベルティ

新VI誕生<前編>ZYYX Flag — はためくノベルティ のメインビジュアル

毎年3月に行われる社内研修「ZYYX DAY」。そして迎える2026年4月、組織改変により新体制がスタートしました。ZYYX DAYで配られるノベルティに、新生ジークスにとっての役割を与えられないか——今回はそんな試みでデザイナーが取り組んだ「ノベルティ制作の裏側」をご紹介します。

むらた しゅういち

むらた しゅういち

デザイナー

2009年入社。"生涯デザインのプレイヤー"を目指す、出世とは無縁の田舎暮らしテレワーカーおっさん

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旗は人々の意思や象徴を投影し、掲げられてきた

過去のノベルティ制作に挑んだ熱きデザイナーたちの記録はこちら →

国旗を掲げた女性の絵画(革命の象徴)
武士の画像(戦いの象徴)
大漁の旗が掲げられた漁船の画像(願いの象徴)
日本の国旗の画像(アイデンティティの象徴)

革命の象徴。
戦いの象徴。
願いの象徴。
アイデンティティの象徴。

宇宙飛行士が惑星に降り立っている画像(偉業の象徴)

そして、偉業の象徴として。

"Plant a Flag"というフレーズは、未踏の地や、新しい領域に到達した時に旗を立ててきた歴史的な出来事に由来し、「新しいことを始める」「新しい領域に踏み入む」を意味するイディオムとして使われてきました。

4月から新体制で挑むジークスにとって、まさにドンピシャな表現。今年のノベルティは、新生ジークスの象徴として"旗"に託します。

ノベルティコンセプトは"Plant the Flag"

"Plant a Flag"が概念的な意味を持つのに対し、あえて"the Flag"にすることで特定の旗(つまりZYYX Flag)を指し「旗はすでに手元にある、あとは掲げるだけ」そんなストーリー性を持たせました。

"Plant a Flag"が思想なら、"Plant the Flag"はそれを実行に移す行為。

「思いだけに止まらず、ZYYX Flagを掲げ、踏み出そう!」 それが"Plant the Flag"に込められたメッセージです。

ZYYX Flagのデザイン

幾何学的抽象のグラフィックなデザインのZYYX Flag

一見すると幾何学的抽象のグラフィック—— これがZYYX Flagのデザインであり、単なるノベルティの意匠にとどまらず、ジークスの新たなVIへと展開していく起点にもなりました。

このデザインの正体は?新たなVIとは? その答えは—— 後編「ZYYX Pattern」で明かすので、そちらもご覧ください。

ZYYX Flagのパッケージ

パッケージデザインは、月面に旗を立てたあの光景から着想。ZYYX Flagを宇宙飛行士のヘルメットに映り込ませ、ストーリーを感じさせる印象的なビジュアルに仕上げました。

ZYYX Flagの巻き込み面

一方で、ZYYX Flagもパッケージもデザインの方向性はややストイック。社内向けのノベルティにしてはキメキメなのも小っ恥ずかしい…。パッケージを開いた時に現れる巻込み面にオチをつけて完成です。

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使われてこそ、ノベルティ

なるべく多くの社員が使えるものにすること—— これはデザイナー達がノベルティを作る上で大切にしているテーマです。

ノベルティは"旗"としての役割に加え、普段使いできる必要があります。その点で"手ぬぐい"は汎用性が高くさまざまな用途に使えるため、前々から温めてきたアイデアでした。しかも形状が旗と相性抜群なのも、意図したところ。

万能!あらゆる場面で活躍する便利アイテム

「手ぬぐいの使い道がわからない」 その答えは—— なんにでも使えます。

拭く、巻く、包む。

ハンカチやタオルの代わりにもなるし、頭や首に巻けば汗や日差しを防げる。味気ないティッシュケースを包めばインテリアにもなるし、プレゼントを包めばそのままラッピングにもなる。

他にも、敷く、飾る、結ぶ、身につける。

「こう使わないといけない」が決まっていないから、用途は自由自在。濡れても乾きやすく、軽いし、かさばらない、持ち歩くのに携帯性も抜群です。

ヤバい!ピンチの時のお助けアイテム

ZYYX Flagを使用している絵画

うっかり人前で裸に!そんなあるあるな有事でもささっと恥じらい対策。

ZYYX Flagを使用して巨大な岩を支える男性

手ぬぐいがあれば人智を超えたパワーが漲る。
※個人差があります

手ぬぐいのこだわり

手ぬぐいは印刷や染めなどさまざまな製法があります。印刷であれば細部までコントロールされた表現が可能です。一方で染めには、職人による昔ながらの手法から生じる独特の風合いや味わいがあります。どちらが正解とかはないですが、染めこそが手ぬぐいの醍醐味。デザインの制約は多く、完成までに時間もかかりますが、染めで制作を進めました。

Made in Japan

多くの染め技法がある中で選んだのは"注染"。注染ならではの"にじみ"や"ゆらぎ"がもたらす趣に加え、日本独自の染色技法であることにも惹かれました。

制作のパートナーには手ぬぐい好きにはおなじみの"にじゆら"を手がける染工場ナカニ(株式会社ナカニ)様に依頼。再三のやり取りも親切丁寧にご対応いただき、なんとか無事に完成。

ナカニ様は注染手ぬぐいの普及にも尽力されていて、染工場見学を受け入れています。僕は(マジで)残念ながら参加出来なかったんですが😭 我がデザイナーのボスが伺いZYYX Flagが出来るまでを見届けてくれました。

工場でZYYX Flagが吊るされている様子
ZYYX Flagが染め上げられている様子
工場で男性が作業している様子

染工場ナカニ(株式会社ナカニ)様のサイトはこちら →

諸行無常の響きあり

注染の手ぬぐいは、洗うたびに色合いは移ろい、肌触りは心地よく和らぎます。そうした経年変化も含め、職人の手仕事から生まれる温もりは、AIなどのテクノロジーでは生成できない魅力です。

空を背景にしたZYYX Flag

ZYYX Flagに施したデザインはどのように生まれたのか—— 後編は新VIのデザインに迫ります。