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エンジニアが選ぶ万能ツール Notion活用のススメ

「情報集約」と「カスタマイズ」を強みに、全世界で3,000万人以上のユーザーに使用されているNotion(ノーション)。このオールインワンのコラボレーションツールは、個人のタスク管理から小規模なプロジェクト、大規模なチームコラボレーションまで、幅広い用途で活用されています。今回は、日々の業務でNotionを駆使するエンジニアの宮武が、基本的な活用法についてご紹介します。

Notionは何がすごい?

Notionは、ドキュメント、プロジェクト管理、タスクリスト、Wikiなどのさまざまな機能を統合したオールインワンのコラボレーションツールです。個人やチームが情報を共有し、共同作業するためのプラットフォームとして知られています。

1つ1つの使い方を検証すると、Googleドキュメント、Evernote、Backlogなどでも同様の機能を実現できるかもしれませんが、Notionはオールインワンのプラットフォームとして、あらゆる作業を一括して管理できます。この一元化された環境により、ワークフローの統合が容易になり、ナレッジの共有が効果的に行えます。

ジークスでも業務効率を上げるため、積極的なNotion導入に取り組み始めました。その一例として、ここからは具体的な活用方法をご紹介します。

Notionの導入ハードルを下げるテンプレート

ZYYXでは常時様々な開発プロジェクトが進行していますが、どのようなプロジェクトでもスケジュール・タスク・ドキュメント管理が欠かせません。各チームでNotionを導入しやすくするために、プロジェクト用のテンプレートを用意しました。Notionの公式が配布するテンプレートもありますが、必要な機能・項目を独自に取り揃えて、業務に合わせたテンプレートを準備しています。

タスク管理のテンプレート
ドキュメント管理のテンプレート

テンプレート作成では、プロジェクトの進行管理に関わる方々にヒアリングを行いました。特にスケジュールの策定時には、タスクの進捗をそのままボードで管理できるので、管理のためにタスクをリストアップしなおす手間が省け、タスク漏れを防ぐ利点もあります。

ナレッジ共有を促進するNotionの情報管理

業務に必要な情報も、可能な限りNotionにまとめています。様々なサービスのURLやドキュメント形式ファイルを、同じページ内にまとめることが可能です。情報はテキスト形式以外に、トグルリストやテーブルなど複数の形式で登録できるため、見やすい表示で管理できます。整理した情報はチームメンバーと共有したり、自分用に書き溜めたTipsを簡単に共有できるところもお気に入りポイントです。

私の経験では、ローカル環境構築に関するリサーチ結果をNotionにまとめていた際に、同じ問題に直面した人へNotionのページを共有し、解決したことがありました。Notionを使う理由の一つに、ブロックタイプの変換で情報を見やすくまとめられる、またテキストで共有するよりも分かりやすい、という点が挙げられます。

ナレッジ画面

AIを活用した機能でNotionをもっと便利に

最近ではNotionにもAIが導入され、AIを活用した様々な便利機能が利用できるようになりました。(無制限で利用するためには有料プランを契約する必要があります)

Notion公式のAI紹介ページ
出典:Notion公式サイト

使ってみて便利だと感じたのは、チャット形式のQ&A機能とドキュメントの自動生成機能です。Q&A機能の利点は、欲しい情報に素早くアクセスできて、情報を探す手間が省けること。作業時の時短に繋がり助かっています。ドキュメントの自動生成機能は、文章を選択してフォーマットを調整することもできるので、文章作成の時間を短縮でき、業務の効率化に繋がるのでおすすめです。

Q&A機能を使用している様子

まとめ

今回は基本的なNotionの活用方法をご説明しました。Notionはその柔軟性と多機能性から、日々進化し続けており、今後も新たな機能の追加が予測されます。まだNotionを試したことがない方は、ぜひその機能を活かして、仕事の可能性を広げてみてください!